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現在、昔と違って、男女同権ということが大きくクローズアップされ、なんでも男性と同じようにしなければ気が済まない女性が多くなってきていますが、もともと男性と女性はプラスとマイナスで、本質のすべてにおいて正反対なものです。 これらを理解せずに、表面的な同権だけ主張しようとするため、家庭に不和が生じてくるのです。 男性を尻に敷いて自分の意見に従わせようとする女性は、男性の上に立ったと思った瞬間、男性に征服されているものです。 一方、男性より一歩下がってつつましやかな女性は、本来の陰陽の道に適いますので、男性にすべてを捧げた瞬間、彼女はかえって男性を意のままに操っているのです。 このことを「柔よく剛を制す」と言います。 このように男性に捧げることの成果は、男性と突っ張って張り合った成果などよりも、格段に大きなものがあります。 女性の力は偉大であるがゆえに、彼女はその力を利用して、あるときは、そこに天国をつくり、あるときは、そこに地獄をつくります。 男性は、女性の一顰一笑(いちびんいっしょう)に突き動かさることにより、犯罪にまで手を染めることがあれば、反対に男の高き夢を実現化させる原動力ともなっています。 犯罪に誘惑する女性は地獄の使いであり、男性の高き理想を実現させる女性は天国からの使いであります。 女性が「性」を利用して生きようとするとき、彼女は往々にして地獄の使者になることがあります。「すべての犯罪の裏には女性がいる」と言われているのは、このことです。 女性の偉大さは、日本では「傾城傾国」と表現されますが、これは城を傾けたり、国を滅ぼすほどの力があるということです。 ですから、男が社会で大きな活躍をしたり、人のできないような研究成果を上げたりする裏には、必ず女性の存在があって、常に男を良い方向に駆り立ててくれるからです。 よくノーベル賞をもらった人のインタビューでは、ほとんどの人が「妻があればこそここまで研究に打ち込めた」というようなことを答えていますが、これほど女性の力は偉大なのです。
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