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「こんな上司に仕えてはダメを第一話から折を見て連載していきたいと考えていますが、一般勤務者の場合には、たとえどうにもならないような上司に仕えても、自分から上司を見捨てることができないのが組織の仕組みになっています。 ここでは、そんな上司から逃げるということではなく、これからあなたが上司になる場合に、そんなつまらぬ上司にならないよう他山の石としていただくことを目的としています。 そんな上司に仕えたら、しっかりその逆をいくと良いでしょう。 上司の見方については、四柱推命学を基本として考察しますが、四柱推命学の知識が少しでもありますと、さらに良く理解できるのではないかと思いますので、前置きとして、予備知識なるものをやや説明しておきます。 人生の運不運を分ける上司の強さ度チェック ■ 人間は意志を持ち行動する知性のある生命体であり、意志は考えや判断・決定、行動は意志の命令を実行に移すもので、この二つが同時に作用して、人間としての日々の生活があります。 ■ 今、あなたがこのホームページをご覧になっているのも、見たいという意志があなたに働き、そして実際に見るという行動に移ったわけです。 ■ このように、常に人間の生活は意志と行動が一体となって、あなたの日々の行動ができあがっています。 ■ ここで、「意志と行動力の強さ」を「自我の強さ」と置き換え、自我が強いと精神気力が強く行動力を伴い、自我が弱いと、精神気力が弱く行動力も伴わないと考えてください。 ■ 意志と行動力を、もう少し分かりやすく定義しますと、 @意志は何をしようかと思い立つ根源 A行動はそれを実行に移して継続する気力 ということになります。 気力のないものは人後に落ちる ■ 男子は外で働き、妻子を養う義務があります。もちろん、最近では、女性も社会進出はかり、男子と肩を並べて張り合ってはいますが、ここでは、男子に的をしぼって解説します。 ■ 男が社会に出て働くなら、 @意志が強くないとダメ A行動力も伴わないとダメ なのは当然で、そうでないと、このきびしい管理社会のなか、妻子を養うことなど、とてもできるものではありません。 自我の強さの測り方 ■ ここで、先ほど説明した精神気力の強さが、意志と行動力の強さをあらわすとするなら、これから自我の強さを測る方法を四柱推命学によってお教えします。 ■ 下の表が一般的に四柱推命の命式表と言われるものですが、ここでは、その作成方法については省略します。 命式表 1945年9月10日生
自我の強さは、次の1から4を総合的に見て判断します。
上記の命式表に@〜Dの番号を付けていますのが、性格因子でありまして、下の表のように10種類の因子があって、自我の強さに影響を与える度合いも次のとおりです。
(1)青色の因子が0個の場合は、自我は相当弱いと判断 (2)青色の因子が1個の場合でも、自我はやや弱いと判断 (3)青色の因子が2個ありますと、自我は中ぐらいの強さと判断 (4)青色の因子が3個以上ありますと、自我は相当強いと判断 (5)青色の因子が5個ありますと、自我は極めて強いと判断 ※中でも、上記の命式表のCとDに出る性格因子の影響が大きいと考えてください。 (参考)性格の見方のポイント ■ 上記の命式表のCのところに、比肩か傷官、偏財か偏官、あるいは偏印がありますと、上司は発想が奇抜で、単純質のあわてん坊が多い。 ■ 上記の命式表のCのところに、劫財か食神、正財か正官、あるいは印綬がありますと、上司は発想が堅実で、粘液質の落ち着いた人が多いです。 ■ 上記の命式表のCとDのところに、同類異種の性格因子が出ますと上司の発想はさらに奇抜で気が性急な人となります。 同類異種とは、比肩と劫財、食神と傷官、偏財と正財、偏官と正官、偏印と印綬の関係になります。 したがって、たとえば、Cに比肩が出て、Dに劫財が出るか、あるいはCに劫財が出て、Dに比肩が出るような関係です。
上記の命式表で(A)から(B)を見て、「当権」、「退気」、「失令」、「進気」かどうかを判定します。 命式表の例でいきますと、(A)は壬で、(B)は酉になりますので、「進気」ということになります。 ★当権であれば、行動力はありますが、あつかましく人柄にカドがあります。 ★退気は、行動力が劣り、イザというとき、引っ込み思案が過ぎます。 ★失令は、万事消極的で視野が狭いです。 ★進気は、落ち着きがあり、適度な積極性もあります。 活 力 表
上記の命式表で(1)から(3)に該当するのが、健康因子であり、健康因子のうち、 ★長生(ちょうせい)、冠帯(かんたい)、建禄(けんろく、帝旺(ていおう)の4種類は自我を強める強グループ ★沐浴(もくよく)、墓(ぼ)、胎(たい)、養(よう)は、中グループ ★衰(すい)、病(びょう)、死(し)、絶(ぜつ)は弱グループ になります。 したがって、男子たるもの、強グループの因子が最低1個は必要で、もし、衰、病、死、絶の弱グループだけですと、この健康因子のみで見る限りでは精神気力が相当弱いと判定できます。 特に、命式表の(2)の因子を重要視します。
上記の命式表の一番下の蘭にある「空亡」は精神気力を弱める働きをします。 また、ここに「羊刃」がでますと、精神気力を強める働きになると考えてください。 まず、10種類の性格因子の特徴を記載します。 ■見た目の性格については、命式表のAの傷官で見ます。 ■本質の部分については、命式表のCの偏印とDの偏財でみます。 ★比肩(ひけん) ・独断性は強いが単純で割り切りが早い。競争意識が強く勝ち気で反抗心も強いです。リーターシップに関心があり、やる気も旺盛です。 ・女性は、夫に反抗する因子です。 ・自我を強める因子ですが、偏官や正官がありますと、自我を強めません。 ★劫財(ごうざい) ・頑固強情で、自己本位にものを考える人で、うるさくしつこいです。勝手気ままの我がままで、言いにくいこともズバッということがあります。 ・女性は、夫に反抗する因子です。 ・自我を強める因子ですが、偏官や正官がありますと、自我を強めません。 ★食神(しょくしん) ・外向性人間で、明るく陽気でのんびりしたところはあるが、横柄で心臓の強い人が多いです。衣食住に興味を持ち趣味ごとに熱心です。 ・女性は、やや夫に反抗的です。 ・自我を弱める因子です。 ★傷官(しょうかん) ・内向性人間で、自意識過剰で神経も鋭敏で相当な理屈屋です。やや高慢で人の風下に立つことを良しとしないです。人のアラを探して文句を言うのも特徴です。技術や技能の研究心は旺盛です。 ・女性は、夫に対する反抗心が強いです。 ・自我を弱める因子です。 ★偏財(へんざい) ・外向性人間で、世話好きで要領が良いですが、軽率で浮ついたところがあります。駆け引きはうまく、金銭の取り扱いも上手いです。 ・女性は、夫に対する内助の功は厚いです。 ・自我を弱める因子です。 ★正財(せいざい) ・内向性人間で、落ち着きがあって、勤勉実直で粘り強いです。保守的で打算性があり、お金やモノに対する執着は強いです。 ・女性は、夫に対する内助の功は厚いです。 ・自我を弱める因子です。 ★偏官(へんかん) ・外向性人間ですが、神経は鋭く人に馴染みにくいです。淡泊で理論を軽んじカンに頼り、やたらスジにこだわります。直情的で行動は早く、人の意表を突くようなことがあります。 ・女性は、異性との縁は厚いです。 ・自我を弱める因子です。 ★正官(せいかん) ・内向性人間で、温厚篤実品行方正で、保守的です。細心で用心深く地位や名誉にこだわり、思い切りは悪いです。石橋を叩いて渡る人です。 一言で言えば優等生タイプです。 ・女性は、異性との縁は厚いです。 ・自我を弱める因子です。 ★偏印(へんいん) ・外向性人間で、やや頑固で偏屈でありますが、ユニーク性を発揮して人と違い、一種独特の考え方をする人です。芸術や芸能に関心が深いですが、短気で飽き性なところがあって、長続きしないです。 ・自我を強める因子ですが、偏財や正財がありますと、自我を強めません。 ★印綬(いんじゅ) ・内向性人間で、穏やかな平和主義者で、慎重で長期的視野に立ち、歴史や伝統を重んじるところがあります。メンツにこだわり、行動に機敏さはみられません。 ・自我を強める因子ですが、偏財や正財がありますと、自我を強めません。 |
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