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無料の相性診断を依頼されたある女性から、『診断書の中に書いてある「男女が二象一態となって新価値を創造できるような相性が最も良い」とは、総合した診断での相性が良いことを指すのでしょうか?』と質問がありました。 今後、無料の相性診断を希望される方の参考にもなると思いますので、そのときの私の回答を掲載させて頂きます。 ■ 電気でもプラスだけでは何の役にも立たず、また、マイナスだけでも何の役にも立ちません。 しかし、プラスとマイナスが一体となれば、電気が発生し、テレビを見たり冷蔵庫で食品を冷やすことも可能になります。 それと同じように人間も、男性と女性が一対となって一つ屋根の下に住み社会生活の基本の単位 (家)となって生活するようになりますと、独身の時とは全く違う生活になります。 ■ まずは、家庭を持ちますと、将来の日本を背負う子供を育てるという立派な仕事ができ、また、社会を円滑に発展させる原動力の単位にもなるものです。 ■ ここで、二象一態となって新価値を創造できるような相性ということになれば、夫婦がお互いに仲むつまじく愛し合い、それとともに、夫婦とも健康で元気で働けるような相性で、このような相性であれば、早晩、家庭の発展は言うに及ばず、社会発展の基盤となるのは明らかです。 ■ したがって、このような相性はどう見るかと言えば、基本的には総合的な相性で見ます。 ■ ただ、正確に言いますと、本当は、男女それぞれの本質を見て、判断すべきところもありますので、単純には、総合的な相性だけでうんぬんできない面もあります。 これらは相当専門的になりますので、省略します。 ■ 余談にはなりますが、古来、日本では、結婚という言葉はなく、結びという言葉が使われ、今でも結婚することを二人が結ばれたと表現します。 @ 二つの紐を用意して、その紐を結びますと、その結び方によっては、非常に美しい結び目ができると思いますが、これが新価値の創造と言えるものです。 A 一つ一つの紐は何の変哲もないものですが、二つの紐が一体となりますと、非常に素晴らしい結び目ができ、新しい価値がそこに生まれたと言えるでしょう。 B ですから、古来、結婚することを結びという表現にした日本人は、その感性が非常に研ぎ澄まされていた証拠であり、かつ、正鵠を得た表現には感心させられます。 (参考) 私たちが小さい頃、遠足や運動会などのお弁当の中には、「オムスビ」が入っていたのではないでしょうか。 今でも、会社などへは昼の食事用にオムスビの入った弁当など、持って行かれている方もおられるかもしれませんね。 なぜ、お弁当には、ご飯をそのまま詰め込まないで、手で固め、その上にごま塩をかけたオムスビを持っていくかと言えば、それは、同じご飯であっても、オムスビにしたほうが、食欲が湧くことと、美味しいからです。 このように、このオムスビも、少し大げさにはなりますが、単なる白いご飯に手で固めて付加価値を付けて新価値を創造したものです。 ですから、オムスビは「結び」と同じ語源からきています。
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