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昔から、人を天地に配する場合、男を「天」女を「地」としてきました。 それは、天は「気」を司り、地は「質」を司るからであります。 女性は「地」で「質」を司り、「質」は物質、あるいは実質と言われるように、それに触ったり目に見える確かなモノがあるときに指す言葉です。 そして「地」は万物を生じ育み、しっかり大地に根を張っているとされています。 このように、女性は万物を育むのが本質でありますので、性格的にも柔らかさ、温もり、穏やかさ、包容力といったものがあり、万物を明るくする役割があります。 昔の言葉に、雌鶏(メンドリ)が暁(トキ)を告げると、天地逆転の象となって、必ず家庭は崩壊すると言われています。 男性は「陽」であり、火を象徴し、女性は「陰」として水を象徴しています。 陽(よう)はどこまでも伸びようとする本質があり、ヒノキがまっすぐ空にそびえている姿です。陰(いん)はヒノキをしっかり支えて栄養分を送る根っ子と考えられます。 根っ子は水気を含み、地中にあって人の目には見えないけれども、縁の下の力持ちで地上から伸びているヒノキの柱をしっかりと支える役割があります。そして、地中も奥深くに入っていくと温熱があり、それが女性の「愛」を象徴しているのです。 ですから、根っ子が表舞台に立って、ヒノキの柱の上に出てきますと、ヒノキは枯れて倒れるように、女性も家庭で男性の上に立とうとすると、家は崩壊するのです。 女性はあくまで一歩控えて、男性を立てるようにしなければなりません。 女性が女らしくあるのは、男性に媚びるためでもなく、歓心を買うためでもなく、それが自然体だからです。 百合には百合の花が咲き、バラにはバラの花が美しく咲くように、男性もそれぞれの女性の美しさに自然と引かれるのが、自然の法則であります。 この自然に逆らったとき、人間の幸福は遠ざかっていくのです。
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