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人間はプラスの感情にあるときは、たとえば「幸せな気分」「ほほえましい気分」「楽しい気分」にあるときは、ものごとをまっすぐに見ることができますが、ひとたびマイナスの感情(嫉妬心、憎悪、怨念、恨み、憎しみ)が生まれますと、ちょうどコップの水にいれた箸が横から見ますと、曲がって見えるように、すべての光景がゆがんで見えてくるようなものです。 あの真面目で実直だった夫が、道楽三昧の男に見えたり、浮気をするような男に見えたりするのです。 私たちは普段思っていることが原因となって、その思いが芽を出して朝顔の花になったり、ひまわりのような大輪の花を咲かせたりするものです。 ですから、夫に対する「憎しみ」とか「恨み」とか「嫉妬」の種を蒔いておいて、夫から「妻に対する愛情」の花を咲かそうと思っても、木に登って魚を釣ろうとするのと同じ、咲くわけがないのです。 「ふくれ面」や「柳眉を逆立てた顔」、あるいは「憂い顔」、「強情心」、「反抗心」なども、およそ「愛」とは正反対のものであります。 要はマイナスの感情から、美しい花が咲かないのです。 そのような状態で夫に対していながら、夫が自分から他に愛情を移したからといって、夫を憎んでみても何の効果もないのです。 自分の蒔いた種を刈り取っただけのことであります。 美しく誰にでも喜ばれる花を咲かそうと思えば、あなたの心に美しい思いを抱く必要があります。 夫を憎めば憎むほど、夫はその妻から心が離れていくのです。 憎しみは、他人を寄せ付けないマイナスの心であるから、夫が妻のもとから去っていくのは当然なのです。 ですから、夫に敵意を抱きながら、夫の愛情を期待してつなぎとめておこうと思うのは、自己矛盾なのです。
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