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子どもは、父親も母親も愛していますが、父母のしつけが厳しいと、子どもは父母の「愛」を勘違いして、「自分を自由にさせてくれない、あれはダメ、これもダメといって縛られている」と思うことがあります。 そのときにやや反抗的な気分なるのです。 子どもに対する小言を始終言っていると、子どもはまた始まったかと思って、適当に聞いて馬耳東風になる可能性があり、大きくなってからも、親の言に耳を貸さなくなります。 子どもを叱ったり、しつけをする時には、メリハリを利かせて、ここだと思った時に、しっかりと子どもに言い聞かせる必要があります。 子どもの顔を見るたびに、いつも小言を言っているようでは、親としての権威もなくなり、子どもも親を尊敬しなくなります。 子どもが反抗するのは、父母の愛情表現が下手なからです。 特に幼少時、子どもを自由奔放に育てておいて、それもしっかりした親の考え方のもとで教育したのではなく、たんに我がままに育てただけという場合には、成長してから、子どもの行動や考え方にいろいろと口を挟むようになりますと、子どもは反抗的になります。 子どもには幼い時から、一定の秩序を守り、秩序を破らないことが美徳であることを教えておかなければなりません。 最近は、いろいろな社会問題があって、安心して生活できないような状態ではありますが、それでも基本的に一つの安定した社会が築かれているのは、そこに秩序があるからです。 それと同様、私たちの生理作用も秩序良く新陳代謝をしていますと、病気になることはありません。 すべて社会的な問題から個人的な問題にいたるまで、そこに秩序が形成されていないため起こることですので、子どもには第一に秩序の大切さを教えましょう。
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