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子どもを育てていますと、いわゆる反抗期というのがありますね。 やっと自我が芽生えてきた3〜4歳頃の第1反抗期と13〜14歳頃の中学生ぐらいで起こってくる第2反抗期、この頃になりますと、それまでと比べ、いわゆる反抗的態度が目立ち親や先生に暴言を吐いたり、やたら反抗的な態度を取るようなことになります。 幼児の反抗期は、子どもには論理性が育っていませんから、決して理屈で説き伏せるようなことはしないで、子供のレベルまで下がって教えてあげるのが良いのです。 これまでは母子一体感であったものが、自分はお母さんの一部ではないということにやっと気が付いて、それを態度に表すようになるため、それが、「イヤダ!」です。 お母さんも子どもの人格を認めてあげる時期にきたのですから、いつまでも自分の分身と思っていると、自立しようとして行動していることを反抗と見てしまい、感情的になって腹が立つのです。 子どもの成長と同じように親も成長していかなければならないと良くいわれますが、子どもに自立が始まったら、自分(親)の意思とは違う行動をする子供を受け入れるだけの自分に成長しなければならないということになるでしょう。 中学生ぐらいになって起こる反抗期といのは、自我が芽生えてきて、自立が始まった特徴ですが、これは社会的な制約やしつけ、あるいは社会の規範とか守らなければならないことを、自分の自由が束縛されているように感じることから起こるのです。 そのため、そういう社会のルールに従わずに、無視して破壊的な行動をとったり、反抗して抵抗することが自由であると感じているのです。 こんな時期の子どもは、感受性も人一倍強くなっているので非常に扱いにくいです。 その反抗的な態度を叱ったり咎めたりしますと、ますます反抗的になってきます。 そんな場合には、やはり親の思いは現実化するという原則がありますので、子どもの反抗期を何とかしようと思えば、「子どもは反抗する」ということを親の心の中で認めたことになりますから、子どもの反抗というのは改まることはないのです。 そうではなく、「うちの子どもは素直で優しく、社会の規律を守って良い性格である」ということを心の中に思い描いて、いつも言葉に出してほめるようにするのと良いでしょう。 人間生活は「思ったことが現実化する」という精神界の法則がありますので、従順で素直な子どもさんが、あなたの前に現れるのです。
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