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■平常心を失うと「運」をもっていかれる 試験やスポーツの試合の時、緊張してしまってふだんの力が思うように発揮できないなんてことがあります。 本番の力を出し切る難しさを痛感しているスポーツ選手は、インタビューなどでよく「平常心」という言葉を口にします。 そんなこともあって、平常心というと本番でちゃんとするために大事なものというイメージがどこかあります。本番の心の高ぶりや緊張を「落ち着こう、落ち着こう」とさせる気持ちを、みんな平常心としてとらえています。 しかし、平常心というのはそんな大げさなものではありません。 ★何が起こっても揺れない心のことではなく、簡単に言えば、日々の暮らしを大切にする当たり前の気持ちが平常心です。 人間には日々の暮らしがあります。それが「常」であり、「常を大切にする心」が平常心です。 「常を大切にする心」がないと、何かが起こってからでないと間に合いません。予想外のことが起こった時、「常」を失うとパニックに陥ります。 大きなことは小さなことの延長です。日々の些細なことに目配りしていれば大事にも間に合うのです。 何かあった時だけ、「平常心、平常心」と思っても間に合いません。 ★いつでも「常」と思って行動していれば、本番も「常」になって動じなくなるものです。日々の暮らしを大切にすることから、平常心は養える。 ■平常時と本番の距離を、ふだんから短くしておく 平常時に乱れる人は、本番で何かあった時も当然大きく乱れます。平常時にもいろいろなことがあります。その時に乱れないようにしておくのです。 本番は平常時とそんな遠いところにあるわけではありません。その距離を短くすることを日ごろからやっておくのです。そうしないと、いざという時に平常心を失い運を持っていかれてしまいます。そうならないためにも、平常心の感覚をふだんの生活の中で習慣づけておくことです。 強い人だから平常心を持てるというものではありません。日常をきちんと大切にしていれば誰にでも身につきます。特別に本番に強くなろうと思って、修行をしなくても、日々の暮らし方、心がけ次第でそれは可能なのです。 |
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