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人それぞれに個性があるように、運にも個性があり、運とひとことで言っても、スケールの大小や寿命の長短、動きの振幅などによって無限の形があります。風と同じで運そのものを見ることはできませんが、それは現実にはなんらかの形をとって表現されるのです。 ■ 運にも個性があり、それを感じ取ると運は変わる ★運があってもその動きが感じられないと、せっかくの運が続かなかったり、大きくすることができなくなってしまいます。運は刻々と変わるもので、考えていては間に合いません。瞬間、瞬間に起こる運の動きを感じることが大事です。 勝負事においては、そうした運に対する感じ方がストレートに運の強弱となって現れます。 たとえば茶道で、一椀の茶に真剣に向かう人とただ形式だけをなぞって漠然と飲む人がいるとします。もちろん、そこから茶の精神を感受するのは前者でしょう。 運の世界にたとえれば椀のお茶が運です。 茶に真剣に向かう茶人が茶を深く味わい、その空間と体を一体化させ、さらにそこから宇宙を直感していくように、運に対して心を開いて感じようとする人は、運の世界がどのようなものかが見えてくるのです。 自分を取り巻くさまざまなものに対して感性を磨いていけば、みずから運を見つけられるようになります。なぜなら、運の動きは微細なもので、それは感じ取るよりほかないからです。 運はどこかへ行けばあるというものではありません。ですが、感じられる人にとっては、すでに運はそこらじゅうどこにでもあるものなのです。 ★運に選ばれるためには、感性があればよく、いたるところに「運」を見つけられる。 ■運命を変えたいのなら、運の変化を変えること 若い人はよく「人生をリセットする」という言い方をします。リセットというのはすべてをチャラにして一からやり直すというニュアンスですが、実際には、人生をチャラにするなんてことはできない相談です。 しかし、リセットを「運命を変える」というニュアンスで使っているなら、それは可能です。運命はそれを変えようとする意識がない人には変えられませんが、そういう気持ちをふだんから持っている人には変えられるものなのです。 ★運命を変えるには単に信念を持って行動を続けるとか、まじめにコツコツ努力すればいいというものではありません。変化を感じ取り、流れをつかめばおのずと運命は変わっていきます。 すべてのものは絶え間なく変化しているものであり、それらリズムを合わせることができれば自然に運命は変わっていきます。 運命を変えたいのになかなか変わらないと思っている人は、周りで起こっている変化を感じようとしないので変わらないのです。変化をつかみ、その上でさらに自分が望む流れをつくっていこうと思えば運命は確実に変わります。 運命はそう簡単に変わるものではない、と思っている人は空を見上げてみるといいのです。刻々と太陽が位置を変え雲が流れ、自然は常に動き変化していることがわかります。自然と接していると変化するのが当たり前という感覚になって「運命だって変わるんだ」という気持ちになります。 現在が悪くても「今は雨や曇りなんだ、もう少し待っていれば太陽が出てくる、その間、がんばろう」という気持ちになります。 運命は決まっていると思う人は、海には引き潮も満ち潮もあるのに一方の引き潮や満ち潮だけしかないと考えているようなものです。運命も満ちたり引いたりするものだと実感できれば、運命そのものもとりたてて意識することもなくなってきます。 |
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