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「キレる」というコトバをよく耳にします。若者特有のコトバかと最初は思っていましたが、いまや大人でもけっこう使っています。「キレる」というコトバが流行るのは、少なくとも感情のコントロールが下手な人が増えている証と言えそうです。キレた状態は、言うなれば感情のキャッチボールにおける暴投です。 ★感情のキャッチボールは、ちゃんとお互いのミットに入るようなコントロールが必要です。 もっとも腹を立てること自体はそんなに悪いことではありません。人間は感情があるのですから、腹は立ててもいいのです。何か悪いことが起これば腹が立つに決まっています。しかし、いつまでも腹を立てているのはよくありません。腹があまり立つと血がのぼり頭が働かなくなります。 大事なのは、腹を立てた後にそれをいかに戻すかです。腹を立てても修正すればいいのです。「俺はこんなに腹が立っているのだぞ」と言って立腹している状態に固執してはダメです。 腹を立てるだけで終わってしまったら負けです。 しかし腹が立った時はそれを抑えようとしても無理があります。そうしないで、まったく別の感情のスパイスを加えれば怒りの感情の方向を変えることができます。何か前向きのことを考えたり、楽しいことを思い浮かべたり、笑ってみるとか、ユーモアをちょっと入れてみるのです。 これは料理と同じです。 たとえば、大根はそれだけで煮ても味は出ません。ダシを入れたり他の素材と一緒に煮ていい味が出ます。どんな素材も調味料や香辛料、あるいは他の素材と混じることで絶妙な味が生まれます。 腹が立った時は、ユーモアや希望といったダシをいかにたくさん持てるかが勝負です。怒りを抑え込まず、そうした別の感情を加えて修正していくことが大事です。 ★マイナス感情にユーモアを加える。 |
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