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お金の貸し借りは大きな問題になってきます。企業同士の貸し借りから個人レベルの貸し借りまで、それが多発するトラブルの温床になっています。 こんなことになってしまったのも、人も会社も国も借りをつくりすぎたからです。企業から個人まで大小さまざまな事件の背景には多くの場合、借りがからんでいます。借りというものは、罪をつくりやすいのです。 以前は銀行からお金を借りて企業が伸びた時代もありましたが、今は貸す相手がつぶれる可能性が高いといって貸さなくなっています。たとえば100万円借りて三ヵ月後に返す約束をしたとします。 ところが予定は狂うものです。予定が狂った時、どうするか。期日が来て返すお金がなければ、言い訳やウソをつかなければならなくなります。それがダメなら、人をだましてでもお金をつくろうと思うかもしれません。極端になると、誰かから盗もうとか、人を殺してでも・・・と思うかもしれません。 景気が低迷し出口が見つけにくくなり、借金を返す手立てがなくなると、「苦しい、もうダメだ、おしまいだ、じゃあ悪いことをしてしまおう」と開き直ってずる賢い発想をする人が増えます。借りることが下手するとどれだけの負担になるかが想像できない人が多すぎます。借りることの重さが実感できないのです。 ★貸し借りの問題は、お金だけではありません。男女の関係でも親子関係でも、思いやりや優しさ、親切といったものを借りたまま返さないで平気な人がいます。 だから、離婚問題や家やこの断絶といった問題がいくらでも起きるのです。 借りを作って平気なのは神経がタフなのではありません。むしろ心が弱いということです。返そうと思うとそれなりの努力をし、エネルギーを使わなければなりません。しかし、借りて返す前に借りないことのほうがほんとうはもっと強いのです。 ★思いやりにもお返しをする。 |
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