|
集中力というとひたすら一点を凝視しそこへ向かって行くように思われていますが、そういう集中力は持続力に欠け、モロいのです。 では、ギュッと一点に力を凝視する集中力はなぜいけないのか。一点に力をのめり込ませるとそれにとらわれて身動きができなくなるからです。同時にスキもたくさん生まれ、他のことがおろそかになります。 一点に力が入って硬くなった状態は一見強そうですが、ちょっとした衝撃で簡単に崩れるしスタミナもすぐに切れてしまいます。心はどんな時でも柔らかくあるべきなのです。 生きていくことは無限の変化を体験し通過することですが、一点でつかまってしまうと次の変化に合わせた動きができず、変化に追いつけなくなってしまいます。 燃え尽き症候群というコトバがありますが、これなどはまさに偏った集中を続けた結果です。 受験勉強をしすぎた学生が、エネルギー使い果たしてしまった気分になって入学後に無気力になってしまうのは、気持ちの上で一点に非常に集中をかけすぎたからです。 最近は不景気で企業のリストラが盛んですが、会社を辞めさせられて精神的に参ってしまう人は、それまで勤めていた会社に集中しすぎたということです。集中力の使い方を誤って右往左往している人はたくさんいます。 ★集中力は点でとらえないで広げていくのです。ほんとうの集中力とは無限の円です。一点一点が無数に集まって円となり広がっていくイメージです。 川や池で小石を投げ入れた時波紋が静かに広がりますが、それを見ている感覚です。 無限の円の感覚でとらえれば、点で集中していた時には視線の外にあったものがスッと中へ入ってきます。 そんな時はどこにも力みがなく心身ともにリラックスしています。どこかに力みがあればそれはまだ点でとらえた集中なのです。 ひとつのものにとらわれず集中力を広げて大きな円にしなければなりません。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 怖いほど当たる四柱推命 All rights reserved. |