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悪いことをした覚えがないのに、親から怒られたという経験はありませんか。おそらく、親は何かすごく嫌なことがあったのでしょう。そのままでは耐えられないため、あなたに八つ当たりしたのです。 気に入らないことがあると、おもちゃや雑誌を投げる子がいます。いわゆる「八つ当たり」というやつです。 粗暴な子になってしまうのではないかと、親は不安かもしれませんが、これは「防衛機制」といって、自分自身の心を守ろうとして起きる行動です。 防衛機制にはいろいろなものがありますが、八つ当たりはそのなかの「置き換え」といわれるものです。 たとえば、友だちや親に対する不満があっても、それを本人にはぶつけることができないため、おもちゃや雑誌に不満をぶつけているのです。 防衛機制は誰にでもある心理ですから、それほど深刻に考える必要はありませんが、投げるのを黙認していると行動がエスカレートしていき、窓ガラスを割ったりしますから、やはり注意やしつけは必要です。 ただし、自分の心を守ろうとしてやったことですから、頭ごなしに否定するのは考えものです。モノを投げるのはいけないことだと諭した後、どのような不満があるかを聞いてあげましょう。 それでもモノに対する八つ当たりが止まらないようなら、読み終わった新聞紙やチラシを与えて、「これを思い切り破ってみなさい」と言ってみてください。 新聞紙を破ってみると、想像以上に大きな音がします。この大きな音が心のなかの不満や怒りを発散させてくれます。新聞やチラシなら、人に迷惑をかけることもありませんし、モノを壊す心配もありません。 気持ちをスッキリさせる方法はほかにもあります。 たとえば、粘土を叩いたり、潰したり、ねじったりちぎったりして気がすむまでこねるのもいいですね。また、安心して包丁を使わせられる子なら、タマネギを思い切り細かく刻んでもらいましょう。 涙とともに不満も発散できるはずです。 |
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