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人は誰でもコンプレックスを持っています。コンプレックスとは、言い換えれば劣等感のことですが、いじめられているときも、子どもたちはコンプレックスを感じています。 引き続き、子どもが隠している秘密や触れたがらない話題を探る方法を紹介しましょう。 たとえば、我が子がいじめにあっているとしましょう。 しかし、本人はそれを認めようとしません。こんなときはコンプレックス指数を計測してみるといいでしょう。 コンプレックス指数とは、回答までにかかる時間のことで、それには触れられたくないと思っている質問ほど回答が遅くなる傾向があります。 「チョコレート好きだよね」 「夏休みはまた、おばあちゃんのところへ行こうね」 「ところで、クラスの友達は優しい?」という3つの質問をしたとしましょう。 最後の質問に答えるときだけ子どもが考えるような素振りを見せたら、それは触れられたくない質問ということです。どうやら、いじめられている可能性が高いようです。 コンプレックスを感じているしぐさには、 「考えるような素振りを見せる」 「聞こえないふりをして聞き返す」 「返事をしないで苦笑いを浮かべる」 「質問を繰り返す」などの反応があります。 こんなとき、大人は「なぜ答えてくれないの?」「わかった、本当は優しくないんでしょう」と畳みかけますが、これは子どもを追い詰めることになるため、絶対に止めましょう。 また、触れたくないことや面倒くさいことをしゃべるときには、相手との距離を置こうとする傾向もあります。 たとえば、我が子に「クラスの友だちのことについて聞きたいんだけど、和室に行かない?」と言ったとしましょう。 そのとき、ふだんよりあなたと離れて座った場合は、「その問題に触れて欲しくない」と心で語っています。 つまり、話し合う前から「いじめられている」と告白しているようなものです。 このように、何気ないしぐさや言葉から触れられたくないことを探っておけば、子どもにストレスを与えずにすみます。 |
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