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人は誰でも「自分は傷つきたくない」と思っています。 たとえば、交通事故を起こしたドライバーの90パーセント以上が、「逃げたい衝動に駆られた」といいます。これも傷つきたくないためです。 私たちは、ミスをすると言い訳をしたり、誰かに責任転嫁する傾向があります。 たとえば、遊んでいて怪我をすると、「○○クンがいけないんだ」「お父さんがあのとき押したからこうなったんだ」のように、他人のせいにしたくなるものです。 ときには、イタズラをしても謝らず、「みんなやっている」「こんな決まりを作った人が悪いんだ」と文句を言う子もいます。 これも防衛機制のひとつです。 防衛機制は誰の心のなかにもある働きですが、あまり責任転嫁する子は、自分を守りたい、自分だけよければいいという気持ちが強く、たとえ子どもでも人間関係がうまくいかなくなる恐れがあります。 では、そんなときにはどうすればいいのでしょうか。 「ごめんね」「そうだね、お前の言うとおりだよ」と意見を認めてしまうと、子どもは調子に乗る一方ですから、必ず第三者の前で事実を明らかにしましょう。 責任をなすりつけられれば、親でもカッとしますね。しかし、だからといって、面と向かって「お前が勝手にブランコから飛び降りたんじゃないか」とか「他人に責任をなすりつけるのはいけないぞ!」と反論すれば、子どもも引き下がれなくなります。 そこで冷静になるため、華族の前で責任の所在がどこにあるのかを話し合うのです。 子どもはおそらく自分の意見を正当化しようとして、強い口調で、あるいは泣きながら「お父さんがいけないんだ!」と主張するでしょう。 これに屈してしまうと、「泣けば何とかなる」という印象を与えてしまいますから、妥協は禁物です。 もうひとつのポイントは、「嘘を言うな!」と頭ごなしに非難するのではなく、「本当の責任は誰にあるのかな」と問いかけることです。 子どもが話をそらそうとしたら、この質問を繰り返します。 人は後ろめたさを感じているときには言葉を濁したり、語尾が曖昧になります。そうなったら、「本当のことを言ってごらん」とやさしく諭しましょう。 |
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