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寝室や書斎の机におもちゃが置かれると、愛する我が子のものとわかっていても、じゃまに感じることがあります。しかし、怒らないでください。おもちゃは彼ら(彼女ら)からの手紙なのです。 日本の住宅事情もずいぶんと改善され、自分専用の部屋を持つ子が増えました。 にもかかわらず、親の寝室や書斎にいつの間にか入り込み、ベッドや机の上におもちゃをおいていく子がいます。これは、単なる置忘れではなく、あなたに対するある種のサインなのです。 一口になわばりといっても、2種類あります。 ひとつは、自分の身体を中心にしたなわばりです。 もうひとつは、場所のなわばりです。 場所のなわばりは、さらに次の3種類に大別できます。 @ 基本的なわばり 自分専用の部屋や机になど、半永久的に自分の支配下にある空間のことを指します。外では気の小さい人が家に帰ってくると横暴に振る舞う、いわゆる内弁慶は、基本的なわばりでしか安心できない人です。 A 公的なわばり 電車やバスで席を占有する場合がこれに当たります。一時的にしか支配できない空間のことを指します。 B 派生的なわばり 会社や学校など、長時間にわたって自分の支配下にある空間のことを指します。外回りから会社に戻ると、ほっと一息つくことができるのは、このためです。 外回りから帰ってきて、あなたの椅子に誰かが座っているのを見ると、とても不愉快に感じますね。これは、「派生的なわばり」を侵されたと感じるからです。 しかし、前出の子どものように、わざと私物を置いたりすることがあります。その場合は、「もっとボク(私)に興味を持ってもらいたい」というサインです。 子どもがあなたに忘れられている、無視されていると感じているため、私物(おもちゃ)を置いて「ボク(私)はここにいる」と伝えようとしているのです。 思い返してみてください。 最近、仕事が忙しくて子どものことをかまっていないのではありませんか。 あなたの部屋におもちゃが置いてあったら、今度の休日は思い切り遊んであげてください。 |
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