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レストランやカフェなどで、自分の席の隣に荷物を置いている人を見かけます。 これは「誰にも座ってほしくない」という意思表示です。人間は縄張りを持っており、それを侵害されると不快なのです。 始発駅で電車の座席がどのような順番で埋まっていくかを観察してみると、もっとも人気なのでシートの両端だということが分かります。 そして、次に乗った人は両端の人と微妙なスペースを空けて座ることが多いようです。 効率的には端から順番に詰めて座ったほうがいいのですが、そんなふうに座る人は見たことがありません。それどころか、なかには自分の席の隣に荷物を置いて誰も座らせないようにする人もいます。 これは、パーソナルスペースを守ろうとする心理です。 野生動物と同じように、人も自分のなわばりを侵害されると不快になります。そのような思いをしないために、シートの両端を選んだり、微妙なスペースを開けて座ろうとするのです。 しかし子供の場合は、席の選び方がまったく異なります。 子どもたちにいちばん人気なのはシートのど真ん中、そしてシートの両端はあまり人気がありません。これは、子どもが閉所に対する恐怖を持っているからと言われています。 人は成長とともに閉所恐怖を克服しますが、今度は広い場所に恐怖を覚えるようになります。そのため、大人は空いている電車に乗り込んでも、シートの真ん中にでんと腰かけることがあまりありません。 ところで、子どもがシートのどこに座るかによっても、性格は判断できます。 @ シートの真ん中に座る子 精神的にまだ幼いところがあるようです。 また、自己中心的なところも見られるため、もう少し周囲の人のことを考えるように教えてあげましょう。 A シートの左側に座る子 身近なところで問題が起きても、自分で進んで介入しようとはしないところがあります。慎重な性格ですが、もう少し積極的になってもいいでしょう。 B シートの右側に座る子 一度自分で甲だと決めたら、それを守り通そうとする子です。頑固なところがあるので、もう少し柔軟に考えるよう諭しましょう。 |
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