|
■不調こそ、自分の実力と思うこと 調子がいいとすぐ浮かれて「これが自分の実力だ」と思ったり、それを吹聴したくなるのが人間です。逆に悪いときは「いや、これは本来の出来ではない」と言って素直に調子の悪さを認めようとしません。 たまたまツイて好調だったりすると、「これが実力なんだ」と思い込もうとするのです。人間の心理は、なるべく自分の都合の悪いところを見ないように正当化するクセを持っています。 ★しかし、どんな形であれ、不調もその人の実力の反映です。「不調こそ、自分の実力」であり、そう思うほうがいざ調子が悪くても余裕が生まれます。 「とべ蛍 野ら同然の おれが家」という一茶の句があります。自分の家は野良同然だと言うのですが、本当にそう思えば、家がつぶれても会社がつぶれてもスランプにはなりません。そういう気持ちが少しでもあれば、たとえ少しくらい給料が減ってもあまり動揺しないはずです。 調子のいい時に「これがまさしく自分の実力なんだ」と浮かれていたら、不調になった時に慌てることになります。調子の悪い時に「偶然そうなんだ」と思ってしまえば、不調を立て直すきっかけを失います。 どちらも不調を長引かせ、スランプを大きくする羽目になります。 「不調な時こそ実力と思っていれば、調子が良くても浮かれることがなく、反対に調子が悪ければそうと認めて素早い対応ができるわけです。 ■ スランプになったら、別のところで明るい材料を見つける 人間は言葉にとらわれやすい生き物です。たとえば調子の悪い時に「不調だなあ」と思うと、「不調」という言葉のイメージについとらわれてしまいます。スランプの時に「スランプに入り込んだな」と思うと、それにこだわっていっそうスランプの状態に陥ります。 ★しかし、そうなった時に単純にスランプを「変化」と思えば、そこから抜け出すのが早くなります。 調子は変化していくものなので、好調な時もあれば不調な時もあるのが当たり前と思えるのです。不調とスランプは一種の疲れです。疲れから回復すればいいんだと思うような気軽さもまた大事かもしれません。 スランプの時は基本に戻ることが大切ですが、同時に心を明るくしてくれるようなものに目を向けていくことも大切です。不調に陥ると、その状態に気をとられて心が暗くなります。そこから目を転じて、全然別のところで明るい材料を探すのです。 行き詰った時は、発想の転換が大切で、仕事がダメな時は仕事の中でどうにかしようとしますが、そこで一拍おいて仕事からちょっと離れてみるのです。仕事とは全然関係のないところで明るさを取り戻せば、また新しい気持ちで仕事を楽しめます。 東洋医学の経絡やツボが思いもしないからだの場所で効いたりするのと同じです。 ★不調を治すツボは、予想外のところにある。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 怖いほど当たる四柱推命 All rights reserved. |