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■「運命」に振り回されないためには 運はきた瞬間に変化します。運があるとかないではなく、運は変わるものです。「変わる」という意識をしっかり持っていると、運の波にムダに心を揺らすことがなくなります。 運があるからといって、ないからダメと思うのではなくて、運は自然と同じで変わるものだと考えることです。そうすると、運が来ても安心したり油断しなくなります。反対に運がなくなっても、不安に陥る必要もありません。 そう思う柔らかさがあれば、人の気持ちが変わっても許せます。 寛容な気持ちを持って許すとかではなくて、変化という自然なできごととして認められるようになります。腹の中は煮えくり返っているのに、笑ってごまかして寛容ぶっても意味がありません。 ★ほんとうの寛容さとは、変化を自分の中に呑み込んでそれと同化し柔らかくなることから生まれます。 運が変わることを自然に受け入れられれば、運命に振り回されることはなくなります。それは、波を乗りこなし、波と同化するサーファーに似ています。 ★「運は変われるもの」と思っていれば、「運」の波に影響されない。 ■神頼みで「運」はやってこない 神社へ行って商売繁盛や健康を願ってその通りになるのなら、苦労はいりません。神様に頼むと何でもやってくれるのなら、努力する意味がなくなってしまいます。 剣豪、宮本武蔵が、ある決闘の前に神社に行って勝敗の祈願をしようとしたもののそれをやめたというエピソードがあります。武蔵は頭を下げ、手を合わせようとして、ふと思いとどまります。神頼みしようとしている己の心の弱さに気づき、そんなことでは勝負に負けると思ったのです。 もっとも神頼みにもご利益がまったくないとは言いません。願い事をしているうちに自己暗示にかかって願望が実現することもあるかもしれません。悲嘆に沈んでいても神様に頭を下げているうちに気持ちよくなって、生きる意欲が湧いてくることがあるかもしれません。 よくなることを願い、感謝の気持ちを持つこと自体はいいことですし、それはそれでけっこうでしょう。 しかし、基本はあくまでも自分の意志を信じて正しい努力をすることです。それもなく、ただ漠然と神頼みするようではそこで人生に負けてしまうことになります。 ★ただの他力本願では、運がやってくる道理はないのです。 |
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